お宮参りをしない家庭も増えています。
お宮参りをしない家庭も増えています。その中でもよく聞く3つの理由が以下です。
目次
生まれて初めてその土地を守る産土神(うぶすながみ)にお参りし、赤ちゃんの健やかな成長と加護(かご)を祈る大切な行事です。
男児は31日目、女児は33日目に行うことが多いようです。赤ちゃんの体調や天候を優先して、撮影やお参りをしてもよいでしょう。
日取りは地域によっても異なります。
ただし正式な日程を守る必要はありません。1ヵ月検診を目途に日程を組むことが一般的です。
お宮参りの日程を決める際は、ご家族の都合がつきやすい土日・祝日などがおすすめです。
また、真冬や真夏といった時期は、赤ちゃんや産後間もないママの負担になるので春先や秋口などに日程を変更することも検討しましょう。
生後3ヶ月後まで大丈夫です。お宮参りに「いつまでに行かなければならない」というルールはありません。生後1ヶ月頃は昔からの慣習なので、あくまで目安として覚えておけばOKです。実際、地域によっては生後100日前後でお宮参りに行くケースもあるため、生後3ヶ月後くらいまでなら日程をずらしても大丈夫といえるでしょう。
ただし、生後1年など後回しにしすぎると赤ちゃんの初誕生祭と被ってしまうので、遅くとも生後半年以内にはお宮参りを行いましょう。
お宮参りは大安・先勝・友引がおすすめです。
六曜とは、「その日の吉凶を占う指標」です。中国で生まれた考え方といわれており、以下の6種類が存在します。
・大安(たいあん)
・先勝(せんしょう)
・友引(ともびき)
・仏滅(ぶつめつ)
・先負(せんぶ)
・赤口(しゃっこう)
お宮参りは祝いごとなので、縁起の良い大安・先勝・友引に行くのがおすすめです。
一方、仏滅・先負・赤口はお祝いごとに向かない日とされていますが、最近は六曜にこだわらずお宮参りに行く人も増えています。
参考
大安:「1日を通して吉」とされる日です。六曜の中では、最もお宮参りに適しています。ただし、多くの参拝者が集まりやすいので、人込みが嫌なら避けるのも一考です。
先勝:「午前は吉・午後は凶」とされる日です。早く行動することで運気が舞い込むため、午前中に参拝するなら先勝の日はおすすめといえます。
友引:「朝と夕方は吉・昼は凶」とされる日です。友人を引き込む日なので、お祝いごとに向いています。ただ、夕方は神社が開いていなかったり、赤ちゃんの機嫌が悪くなったりするので、午前中に参拝しましょう。
仏滅:「1日を通して凶」とされる日です。お宮参りも含めて、お祝いごとは避けられやすい日となっています。
先負:「午前は凶・午後は吉」とされる日です。午後からお宮参りに行くなら、先負の日を選んでみてもいいでしょう。
赤口:「午前11時~午後1時は吉・それ以外は大凶」とされる日です。仏滅より縁起が悪いといわれていますが、正午付近だけ吉となります。
お宮参りでは、赤ちゃんが生まれた土地に宿る神様「産土神(うぶすながみ)」に参拝するのが一般的です。産土神が祀られている「産土神社」に赴いて、赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝を伝えるとともに、今後の健やかな成長を祈ります。
お宮参りで行うことは、厳格に定められていません。普通の参拝と同じように、お賽銭を入れてお祈りするだけでも問題ありません。
しっかりとお宮参りをしたいという人は、神主にお祓いと祝詞(のりと)をあげてもらう方法もあります。祝詞とは、神様への感謝や願いを言葉にしたものです。直接神様へ言葉を届けるため、ご加護をより強く感じられるといわれています。
またお宮参りの前後には家族で記念撮影したり、参拝者が集まって会食したりするケースも多くみられます。地域や家族によって細かいしきたりは異なるため、事前によく確認しておきましょう。
伝統的には、赤ちゃんと父、父方の祖母の3人。今はご家族だけであったり祖父母と行かれることが多いです。
伝統的なお宮参りは、赤ちゃんと父、父方の祖母の3人で行います。
ママが参加しないのは、産後は「穢れ(けがれ)の期間」とされ、神社に行けなかったためです。
しかし、一家族の人数が減った現代では、お宮参りは「赤ちゃんの健やかな成長を願い、家族でお祝いするイベント」へと変わりつつあり、ご家族・祖父母で行かれる方が多いです。
お宮参りに行く前に赤ちゃんを抱っこする人を決めておきましょう。昔は、お宮参りで赤ちゃんを抱っこしていたのはパパ側の祖母でした。しかし、近年では抱っこする人を決めなくなってきているようです。
当日になって悩まないためにも、赤ちゃんを抱っこする人はあらかじめ決めておくことが大切です。
基本的に近くの神社ですが、どこの神社で行っても構いません。
お宮参りは氏神(うじがみ)様に我が子の誕生を報告し健やかな成長をお祈りすることから、自宅の近くにある神社を選ぶことが一般的ですが、どこの神社でおこなってもかまいません。
里帰り出産をした土地の神社や、安産祈願で参拝した神社、思い入れのある神社など、参拝したいと思う神社を選ぶこともできます。ただし、遠方の神社は赤ちゃんとママに負担がかかることもあるため、短時間で行ける範囲の神社にすることをおすすめします。
ご祈祷を希望される人は予約が必要。
お宮参りの神社が決まったら、参拝のみ、またはご祈祷をするかも事前に決めておきます。ご祈祷する場合は必ず予約をしておきましょう。参拝者が多い有名な神社や、土日・祝日、七五三などで混雑が予想される場合は、予約が取れないこともあるので早めに予約をしましょう。
祈祷をするかしないか決めておきましょう。
お宮参りをする場合、必ずしもご祈祷をしてもらわなければならないというルールはありません。ご祈祷をせずに参拝だけするご家族も珍しくありません。お宮参りで神主さんにご祈祷をしてもらう場合には、あらかじめ神社に問い合わせをして予約が必要かどうか確認しておきましょう。
母方の実家から贈られた祝い着を赤ちゃんにかけ、父方の祖母が抱いて参拝します。その後ろに母親が続きます。これは、産後で体力が落ちていることに配慮しているようです。
ある地域では、地域社会の一員として認めてもらう意味も込められているため存在を強く印象づけようと、鼻をつねってわざと赤ちゃんを泣かせるなどの行いもあるそうです。
参拝後には写真撮影や食事会をおこなうこともあります。スタジオ撮影やお宮参り後に食事会をおこなう場合は予約を忘れずにしましょう。当日の待ち時間も少なくて済みます。
例として、午前中にお宮参りと写真撮影を済ませ、昼食を食事会とするタイムスケジュールを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【当日のスケジュール】
8:00 | 出発 |
8:30 | 神社に到着 |
8:50 | 神社で受付 |
9:00- 9:30 |
ご祈祷 |
10:00- 11:00 |
写真撮影 |
11:30- 13:30 |
食事会 |
14:00 | 帰宅 |
14:30- 15:30 |
あいさつ回り |
赤ちゃんは正装の白羽二重かベビードレス
ママの服装は訪問着や色無地の着物/スーツ/ワンピース
パパの服装はスーツが一般的です。
赤ちゃん
正装の白羽二重かベビードレスです。
白羽二重やベビードレスの上に着物(祝い着)を着せるので、夏場は赤ちゃんの体温が上がってしまわないように注意が必要です。夏場は薄手のベビードレス、または産着といった軽装にすると良いでしょう。
冬のお宮参りは正装を着ることに加え、靴下や帽子などで防寒対策をすると安心です。
ママ
ママの服装は、訪問着や色無地の着物、スーツ、ワンピースなどが一般的です。着物の色は淡い赤色やピンク色、スーツやワンピースでは黒色や紺色、ベージュ色などの落ち着いた色を着る方が多いようです。赤ちゃんがお腹を空かせてぐずったときのために、授乳口がついた服を選んでも良いでしょう。
パパ
パパの服装は、赤ちゃんやママが和装でも、スーツを着るのが一般的です。カジュアルなスーツではなく、黒色や紺色、灰色などのスーツを選びましょう。
お宮参りをしない家庭も増えています。
お宮参りをしない家庭も増えています。その中でもよく聞く3つの理由が以下です。
お宮参りをしない場合、写真撮影だけ、お食い初めと合同開催など様々な方法があります。ぜひともご検討ください。